Alphabetは2026年4〜6月期に売上高が前年同期比24%増えたと発表しました。検索・その他広告は17%、YouTube広告は13%、Google Cloudは82%伸び、AI投資が既存広告とクラウドの両方へ波及しています。一方で大規模な設備投資と株式評価益が数字へ与えた影響を分けて見る必要があります。
検索・広告・クラウドが同時成長
7月22日の決算説明で、Alphabetは売上高1,198億ドル、Google Cloudの受注残高5,140億ドルを示しました。Geminiアプリは月間9.5億人、同社モデルAPIは毎分約220億トークンを処理し、Fortune 100の約90%がGemini Enterpriseを利用していると説明しました。
AI利用が売上へつながった経路
検索のAI OverviewsやAI Modeを拡大しながら広告売上も増え、AIが既存検索を直ちに置き換えるのではなく利用と収益を補強する形です。ただし純利益の大幅増には、主に保有株式の未実現評価益980億ドルが含まれます。
評価益と設備投資を分けて見る
企業向けAI市場では、モデル単体ではなく、計算基盤、業務データ、セキュリティ、販売網をまとめて提供できる事業者が優位になります。 利用者数や導入率は会社発表で、契約規模や継続利用を示すとは限りません。クラウド成長と引き換えの設備投資、電力、供給制約、評価益を除いた本業収益を継続して見る必要があります。