カナダ政府は、AI生成物の識別やAIとの対話を利用者へ知らせる方法について、9月23日まで公開協議を始めました。生成AIの表示だけでなく、モデルの能力・限界、重大事故、AIエージェントの活動をどこまで追跡可能にするかも対象です。今後の法規制や自主基準へつながる前段階で、企業は説明できる設計と記録の準備が必要になります。
9月23日まで意見を募集
7月23日に始まった協議は、市民、企業、研究者、市民団体、先住民関係者から意見を集めます。政府は、AIで作られた文章・画像・音声をどう見分けるか、利用者が人ではなくAIとやり取りしていると知る方法、開発経緯や性能限界を一貫して伝える方法を論点にしました。
表示からAIエージェントの行動記録へ
特に注目すべきは、重大インシデントの追跡とAIエージェント同士の活動記録です。表示ラベルだけでは、代理で予約・購入・申請を行うAIの責任経路を確認できません。カナダは透明性を、画面上の告知から、行動履歴と事後検証まで広げて検討しています。
企業が先に整える説明とログ
カナダ向けに生成AIやエージェントを提供する企業は、出力表示、モデル情報、操作ログ、事故報告を別々に扱わず、利用者と監督者へ説明できる形で設計する必要があります。 現時点は意見募集で、具体的な義務や施行日は未確定です。協議結果が法令、自主基準、調達条件のどれへ反映されるかを9月23日以降も確認してください。