AI音楽サービスのSunoは8月6日、生成楽曲へ音声透かしとフィンガープリントを付け、他の配信サービスでの不正利用を検知しやすくすると発表しました。実在人物の声や外見を許可なく使う行為、現実の音声と偽る表現をコミュニティ規則で明示的に禁じ、ストリーミングへの大量配信を抑える新しいダウンロード方針も導入予定です。著作権訴訟が続く中、生成できることだけでなく、誰が作り、どこへ流したかを追える仕組みがAIコンテンツ基盤の条件になっています。
生成楽曲へ音声透かしと指紋
Sunoは、聴取体験を変えにくく改ざん耐性のある透かしと照合用フィンガープリントを使うと説明しました。歌詞の著作権検知にはMusixmatchのSentinelを採用します。ただし、透かし方式の詳細や新しいダウンロード制限の具体条件は未公表です。
由来表示と権利判断は別問題
透かしはAI生成の由来を示す補助であり、楽曲の著作権が適法か、創作性があるかを自動判定するものではありません。Sunoも、最終的な開示判断はアーティストや配信プラットフォームが行うとしています。
大量配信まで含む運用管理へ
配信事業者はAI生成曲の検知と大量投稿対策を組み込みやすくなり、制作者は公開先ごとの表示ルールを確認する必要があります。AIサービス側には、生成からダウンロード、外部配信まで追跡可能な運用が求められます。 導入時期や対応する外部サービスは未確定です。透かしが付けば無断学習や権利侵害の問題が解決するわけではありません。