自然言語からWebアプリを作れるスウェーデンのLovableは、4億ドルのシリーズCを調達し、企業価値は133億ドルになったと発表しました。Menlo Venturesが主導し、EQTが運用するScaleup Europe Fundなどが参加しています。今回の資金は生成画面の性能競争だけでなく、決済、集客、業務連携、セキュリティまで整え、作ったソフトウェアを実際の事業として運営できる環境へ広げるために使われます。
8カ月で企業価値が約2倍
Lovableは2025年12月のシリーズBで3億3,000万ドルを調達し、企業価値は66億ドルでした。約8カ月後の今回、評価額は約2倍になりました。同社によると、プラットフォーム上で作られたプロジェクトは6,000万件、Lovable製アプリへの月間訪問は9億回に達しています。
制作から決済・集客・連携へ
成長の焦点は、試作品を短時間で作ることから、顧客獲得と日々の運営まで続けられる製品へ移っています。決済機能、SEOとAI検索への対応、Google Workspace、Microsoft 365、Salesforce、Stripeなどとの連携を強化しており、非技術者向けの制作ツールから企業の業務基盤へ近づこうとしています。
成長の条件は安全に運営できること
起業家は初期開発の負担を減らせますが、公開後には顧客データ、決済、障害対応、保守が必要です。Lovableの拡張は、AI開発サービスの勝負が生成速度だけでなく、運用の安全性と継続性へ移ることを示しています。欧州の成長企業へ大型資金を供給するScaleup Europe Fundの参加も、域内で企業を育てる動きとして注目されます。 プロジェクト数や訪問数はLovableの公表値で、継続利用や収益性を直接示すものではありません。評価額は将来への期待を含むため、利用企業は調達規模ではなく、出力コード、権限、費用、移行手段を確認してください。