DeNA、AIと専門家のテスト支援「DAAQ」を外部提供。削減率は社内実績

DeNAのDAAQはAIによるテスト作成と専門家のレビューを組み合わせ、デジタルハーツと検証を支援。テスト作成工数の最大90%削減はDeNA社内実績で条件により異なる。
DeNAのDAAQはAIによるテスト作成と専門家のレビューを組み合わせ、デジタルハーツと検証を支援。テスト作成工数の最大90%削減はDeNA社内実績で条件により異なる。

DeNAは10月23日、AIと品質保証の専門家を組み合わせた「DAAQ(ダック)」の外部向け正式提供を始めたと発表しました。コードを書く速度が上がる一方、検証が追いつかない課題に対応します。社内でのテスト作成工数を最大90%減らしたとしていますが、全利用企業の効果を示す数字ではありません。

仕様書からテスト作成と審査を支援

同社の品質管理部が培った検証ノウハウと内製AIツールをサービス化しました。仕様書からテスト項目を作る機能や、自然言語の指示で画面を操作するテスト自動化に加え、コンテンツの倫理審査とアプリのストア審査も支援します。単にツールを渡すのではなく、専門スタッフが入力や出力を支えます。

人のレビューと専門企業の実行を接続

各工程の出力は人がレビューする設計です。DeNAは顧客から預かる情報をAIの学習に利用しないとも説明しています。あわせてデジタルハーツとパートナー契約を結び、DeNAがテスト設計などを提供し、デジタルハーツがテスト実行を担う協業を進めます。AIの生成物と人の検証を組み合わせる体制です。

最大90%は開発全体の削減率ではない

編集部の見方として、開発の効率はコード生成量だけでは測れません。繰り返すテスト作成を減らし、担当者が仕様の抜けや利用者の体験を確認する時間を確保できるかが焦点です。導入を比べる際も、テスト作成にかかる時間と、不具合の発見や修正にかかる時間を分けて評価したいところです。 最大90%はDeNA社内の実績で、対象や仕様書の内容によって削減率は異なります。開発全体の工数が90%減ることや、不具合がなくなることを保証しません。入力資料の品質、人が確認する範囲、機密情報の扱いを契約前に確かめ、自社の工程で効果と品質を検証する必要があります。

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