BrookfieldとCPP Investmentsは、米物流施設REITのLXP Industrial Trustを負債などを含む約52億ドルで買収すると発表しました。物流不動産は景気や金利の影響を受けますが、長期資金を持つ運用会社は上場市場の短期評価から切り離して資産価値を高める余地があると見ています。
取引の中身
7月20日に合意した取引では、LXP株主へ1株61.20ドルを現金で支払います。LXPは米国のサンベルトと中西部を中心に108物件、約5300万平方フィートの物流施設を保有します。株主承認などを経て2026年第4四半期の完了を見込みます。
なぜ物流施設なのか
買収額には純有利子負債と優先株を含みます。合意には8月28日まで他の提案を募れる40日間のゴーショップ条項があり、現時点で取引確定ではありません。完了すればLXPは上場廃止となり非公開企業になります。
まだ確定ではない
EC、製造、在庫再配置を支える物流施設は、長期契約から安定収益を得やすい一方、金利上昇で評価が下がりやすい資産です。長期投資家による非公開化は、改修や開発を四半期業績から切り離して進める選択です。 取引には株主承認、通常の完了条件、代替提案の有無が影響します。買収価格のプレミアムだけでなく、金利、テナントの信用力、物流施設の需給を継続して見る必要があります。