- 電子書籍のメリット・デメリットが知りたい
- 紙で本を読むほうが好きなんだけど、電子書籍買う理由ってあるの?
- 電子書籍でお金かかるのにわざわざ買う人の理由が知りたい
と思うことはありませんか?
電子書籍を購入しようか悩んでいて「端末にお金かけるくらいなら本を買った方がいいんじゃない?」と迷ってしまいますよね。
しかし、電子書籍には紙で読むときには得られないメリットも存在します。
せっかく読書好きのための機能がたくさんついているのに、知らずに使わないのはもったいない。
「結局、紙の方がいい」と思う方もいるかもしれませんが、 電子書籍のメリット・デメリットも知っている方が「どちらで読むべきか」正しい選択ができます。
そこで今回は、
- 電子書籍の10つのメリット
- 電子書籍の7つのデメリット
- 電子書籍で本を読むのがおすすめな人の特徴
について詳しく解説します。
記事の後半では「電子書籍を買うべき人の特徴」もご紹介しています。
電子書籍を買おうか迷っている方も、ぜひ最後まで読んでください。
電子書籍の10つのメリット
紙の本にはない電子書籍を使うメリットは、以下のとおりです。
- 本の値段が安い
- 購入の手間が少ない
- 在庫切れすることがない
- 新発売の本もすぐに読める
- 無料で読める本が多い
- メモやマーカー機能がある
- 暗い場所でも読める
- 保管するのに場所を取らない
- 読んでいる本がバレない
- 汚れや劣化しないため衛生的
たくさん本を読む方は「購入の手間が少ない」「場所を取らない」というメリットを多く感じられるでしょう。
それでは詳しく見ていきましょう。
1. 本の値段が安い
電子書籍で本を購入すると、通常で買うよりも割引された金額で購入できます。
紙で本を発行するコストがかからない分、 電子書籍では割引やキャンペーンが開催され 安く買えるのです。
例えば、Amazonが販売している電子書籍「Kindle」は、Kindle専用本の購入時はすべて10%OFFで購入できます。
また、楽天koboでも水曜日には「レディースデー(最大25%OFF)」や木曜日に「メンズデー(最大20%OFF)」のクーポンが発行されています。
たくさん読書をする人ほどお得になる仕組みがあるんですね。
2. 購入の手間が少ない
電子書籍の購入はオンラインで完結するため、ネットショッピングと同じ感覚で簡単に購入できます。
Kindleストアで本を購入する場合は、 Amazonアカウントを連携させていればすぐに購入可能 です。
読みたい本があったときにはソファの上からでも購入できるため、買い物に行く手間を省けます。
本屋に行って色んな本を眺めるのもいいですが、欲しい本が決まっているときにはすぐ買えるのは便利ですよ。
3. 在庫切れすることがない
電子書籍は発行部数が限られていないため、在庫切れすることがありません。
在庫切れしないため、 人気の本でもボタン一つですぐに読み始められます。
家の近所に品揃えの悪い本屋しかない場合でも、関係ありません。
電子書籍なら「せっかく本を買いに行ったのに、探している本がなかった」ということがなくなりますよ。
4. 新発売の本もすぐに読める
「人気マンガの単行本」や「週刊誌」などの新発売の本も、家にいながら簡単に購入できます。
電子書籍は「マンガ・週刊誌・雑誌・ビジネス書籍・小説」など、さまざまなジャンルの本が読めます。
あなたが継続して読んでいる本の新刊情報がでたら、電子書籍ならチェックしたと同時に読み始められます。
普段から習慣として購入している本がある方は、買いに行く手間が省けるためおすすめです。
5. 無料で読める本が多い
電子書籍は、無料で読めるキャンペーンがやっていることが多いです。
Kindleの場合は、以下のように無料で読める本を公開しています。
- Kindle Unlimited
- Prime Reading
- インディーズマンガ
- 期間限定無料
- 青空文庫
無料で試し読みできるということは、 本屋で立ち読みができるようなイメージ です。
気になったマンガが無料で公開されていれば、自由に読み放題ですよ。
無料本について気になる方は、以下の記事から「無料で読める理由」を確認してみましょう。
6. メモやマーカー機能がある
電子書籍には、本文中にマーカーを引いたりメモを取ったりする機能があります。
そのため、普段は本を読んでいるときに「本を汚したくない」人でも、思う存分マーカーを引いて学習できます。
また、電子書籍の機能には「文字の拡大機能」もあり、文字を大きく表示させられます。
文字サイズを変えられることから、 高齢者へのプレゼントとして電子書籍が贈られる ことも増えています。
本分でマーカーを引いた部分は「マーカー部分のみ」で振り返りもできるため、勉強にも最適ですよ。
Kindleは読書以外はできませんが、本を読むのに特化した機能がそなわっています。使いこなして快適な読書スタイルを見つけましょう。
7. 暗い場所でも読める
紙の本にはないメリットとして、暗い場所でも読めるという点があります。
また、Kindle端末の場合は「バックライト」が搭載されており、スマホなどの「フロントライト」を使った端末より目に負担がかかりません。
目に負担がかからないため、電子書籍は寝る前の読書にも最適 です。
Kindleはアプリがありスマホでも電子書籍を読めますが、Kindle端末を使うことで夜の読書でも睡眠の質を下げないという特徴もあります。
明るさを調整できるため、明るいところでもストレスなく読めますよ。
8. 保管するのに場所を取らない
電子書籍のメリットとして、保管場所に困らないという点があります。
紙の本を購入すると本棚を買って収納することになりますが、電子書籍はデータとして端末に保存されます。
そのため、 何冊本を買っても端末1つ分のサイズで収納 できてしまいます。
電子書籍の大きさは単行本1冊と同じくらいのサイズです。
週刊誌を毎週買っている人は、今まで保管するのに確保していたスペースが単行本1冊分のスペースで収納できることになりますよ。
本棚にお気に入りの本が並ぶのを見るのが好きな方もいると思いますが、Kindleには何冊も入るのでミニマリストっぽくてかっこいいですよね!
9. 読んでいる本がバレない
電子書籍は傍から見ても「何の本を読んでいるか」がわからないため、集中して読書できます。
とくに、 通勤・通学中に本を読む方で「周りの人の目が気になる」 という方もいますよね。
紙の本ならブックカバーをすれば背表紙を見られることはありませんが、すべての本にするのは手間がかかります。
また、週刊誌などは外で読んでいるとそもそもかさばりますし、ブックカバーはできません。
電子書籍なら、単行本・雑誌・週刊誌・小説でも、何の本を読んでいるかバレることはありません。
10. 汚れや劣化しないため衛生的
紙の本を読んでいると、破れたり日焼けしたり汚れがついたりしてしまうことがありますよね。
電子書籍なら 本が汚れたり劣化して色あせたりしない ため、衛生的に読むことができます。
また、紙の本を読んでいて、以下の経験をしたことはありませんか。
- 水をこぼしてよれてしまった
- 本が日焼けして色あせてしまった
- ペットや子供にページを破られた
電子書籍なら、何年経っても新品の状態で読み直せますよ。
お風呂に持ち込んでも、濡れる心配はありません!
電子書籍の7つのデメリット
電子書籍は「持ち運びが便利で本を安く買える」などのメリットがありますが、当然デメリットも存在します。
- 端末の料金にお金がかかる
- 充電をする必要がある
- 本の売却・貸し借りができない
- 発売日が遅いこともある
- 紙独特の温かみがない
- 中古で購入できない
- 操作感がモッサリしている
上記の項目は、すべての人に対してのデメリットになるわけではありません。
人によってはデメリットに感じないことがあったり、対策をすればデメリットに感じなかったりします。
それでは、以下で詳しくご紹介します。
1. 端末の購入にお金がかかる
電子書籍そのものを買うのにお金がかかるというデメリットがあります。
参考までに、電子書籍の端末料金は以下のとおりです。(Amazon価格を参照)
電子書籍を端末で読む場合は、まず上記のような 端末を購入してから電子版の本を買う 必要があります。
電子書籍で読むためには初期費用が数万円かかるということがデメリットのひとつです。
2. 充電をする必要がある
電子書籍は、簡単にいうと「読書専用のタブレット」です。
そのため、バッテリーが減れば充電をする必要があります。
もし、バッテリーが少ない状態で持ち運んだ場合、読書の最中に電源がなくなる可能性もあります。
普通に読書しているだけでは 一日中使っていても充電がなくなる電子書籍端末はありません が、数日間充電し忘れていた場合はなくなるかもしれません。
心配な方はモバイルバッテリーを持ち歩くことをおすすめします。
3. 本の売却・貸し借りができない
電子書籍は友人と本の貸し借りをしたり、本を売却したりできません。
そのため、読まなくなった本があったとしてもお金に還元することができないのです。
今まで紙の本で読んでいて「読まなくなった本をメルカリで出品していた」という方からすると、 本を買い続けるというコスト がかかってしまうでしょう。
また、おすすめの本があっても友人に貸すことはできません。
電子書籍は買った本人しか読めないというデメリットがあります。
もし貸したい本があれば、端末ごと貸してしまいましょう。自分で本を読みたくなった場合は、スマホで「Kindleアプリ」をインストールすれば読めますよ。
4. 発売日が遅いこともある
紙の本が発売された日に、電子書籍では同時に発売されないことがあります。
電子書籍と紙の発売日が同じではない理由は、紙で販売する出版社が在庫リスクを抑えるためです。
例えば、いままで発行が遅いことを理由に紙でマンガを読んでた人が日本に1,000人いた場合、発売日が電子書籍のほうが早くなったら「1,000人×440円=440,000円」の損出が出ることになります。
そうなると、 出版社には大量の在庫が残ってしまい 赤字のリスクが高くなります。
仮に、出版社に赤字が積み重なり経営ができなくなった場合、出版社に勤めている編集者と提携している著者は、本の出版が難しくなるかもしれません。
本自体が出版できなくなれば電子書籍版でも出版できないことになるため、そこは出版社の意向に合わせているという部分があるのです。
5. 紙独特の温かみがない
電子書籍を読まない人で 「紙の質感が好き!」「インクの匂いが好き」 という方は多いですよね。
とくに、マンガは昔から読み慣れている紙で読みたいという方が多いです。
また、マンガのファンの方はコレクションとして紙で単行本を揃えたいという方がいます。
上記のように、電子書籍を使わない人でもっとも多い理由は「なんか紙の方が好き」という理由です。
6. 中古で購入できない
電子書籍には中古という概念が無いため「中古で安く購入する」ということができません。
そのため、普段からメリカリや古本屋で安く購入している人にとっては、デメリットに感じるでしょう。
とくに、昔からある人気漫画を1巻から集めたいと思ったときに新書の値段で購入するのは、かなりの高額な値段がかかってしまいます。
例えば 新品の値段の「ONE PIECE」を1巻〜100巻まで買おうとすると「440円/冊 × 100冊 = 44,000円」 かかります。
上記のような「中古本一気買い」をする人にとっては、中古で安く買えないという点はデメリットに感じるでしょう。
中古では購入できませんが、Kindleなら新書から古書まですべての本が10%OFFで購入可能です。なので「新発売の本をメルカリで10%OFFになるまで待って買う」よりは、早くてお得に購入できますよ!
7. 操作感がモッサリしている
電子書籍は操作感がモッサリしています。
モッサリしている理由は、 電子書籍が「読書すること」に特化しているタブレットである ため、操作性能は最小限におさえられているからです。
普段からスマホ・タブレットに慣れている方は、電子書籍のモッサリした操作感に慣れるまでは使いにくく感じるかもしれません。
ぼくの調べでは、Kindleでページめくりをすると「0.5秒後」に次のページが読み込まれました(使用機種:Kindle Paperwhite)
読書以外には使わないため、活字に集中していればページめくりが遅いことは気になりません。
しかし、マンガや雑誌をペラペラめくりなら読みたい方にとっては、やや遅く感じるでしょう。
電子書籍で本を読むのがおすすめな人の特徴
電子書籍にはメリットやデメリットが複数あるため、人によっておすすめできる人とそうでない人がいます。
そこで以下では「電子書籍の利用がおすすめな人の特徴」と「紙で読むのがおすすめな人の特徴」をそれぞれご紹介します。
- 本屋に行く手間を省きたい
- 新書で勉強して知識をアップデートしたい
- 無料試し読みで面白い漫画を発掘したい
- 読んだ本はキレイな状態で読みたい
- 部屋が狭くて本を置くスペースがない
- 中古の本を買いたい
- 読んだ本は必ず売りたい
- 友達と本を回し読みしたい
- シンプルに紙で読むのが好き
上記のうち当てはまる方を選びましょう。
おすすめは電子書籍と紙を使い分けること
ぼくのおすすめは、紙の本と電子書籍の使い分けです!
電子書籍も紙もそれぞれにメリット・デメリットがあるため、メリットを最大限活かすコツが「使い分ける」ことなんです。
電子書籍と紙のメリットを最大限活かすための使い分けの方法は、以下のとおりです。
- 期間限定無料の本
- 雑誌などの大きい本
- 巻数が増えそうなマンガ
- 週刊誌などの厚みがある本
- 小説やビジネス書などの活字が多い本
- どうしてもすぐに読みたいマンガ
- 中古で安く一気買いしたいマンガ
- コレクションとして飾りたい本
基本的には安く購入できる電子書籍を利用し、コレクションにしたいマンガなどは紙で購入するのがおすすめです。
ぼくもこの方法で使い分けをしていているので、空いた本棚にはインテリアをおいています!
電子書籍に興味を持った方は、まずは電子書籍の種類と選び方を確認しましょう。Kindleの無料本をチェックするのもおすすめです。
まとめ:電子書籍と紙の特徴を把握してお得な使い分けをしよう!
この記事では、電子書籍のメリット・デメリットについて以下の内容でご紹介しました。
- 電子書籍は自宅から簡単に購入できるし、値段が安い
- 本が多くなっても場所を取らず、すべての本を持ち運べる
- 「発売日が遅い」「紙の読みやすさがない」などのデメリットはある
普通に本を読むなら、場所も取らずに読みたい本をすぐに読める電子書籍がおすすめです。
とくに、 Kindleで電子書籍を購入するとすべての本が10%OFF なので、本をたくさん読む人ほどお得になりますよ。
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