AIで仕事を自動化する方法|単発利用から反復できる工程へ

「AIを使う」と「AIで自動化する」の違い

AIで仕事を自動化するというと、難しいプログラミングが必要に思えるかもしれません。しかし、最初の一歩は、毎回AIへ指示を出している定型作業を、繰り返し使える一つの工程としてつなげることから始まります。

「AIを使う」ことと「AIで自動化する」ことは、似ているようで目的が異なります。単発の利用は、そのときどきの文章や画像を作ることが目的です。自動化は、同じ作業を毎回人が指示し直さなくても回るようにすることが目的です。

この記事では、単発利用と自動化の違い、自動化に向く仕事の3つの条件、実際に自動化する5ステップ、1stWritingで実際に自動化した2つの実例を解説します。まだ自動化する対象業務が決まっていない場合は、AIを使える業務の見つけ方を先に確認してください。

執筆者(佐藤大地)
だいちゃん_素材

取得資格

  • SEO検定1級
  • SEOマーケティングアドバイザー

2020年からブログを始めて、エンタメ系のジャンルは約1年で月間10,000PVほど。2021年にWebライターとして独立しSEOメディア運用ディレクターとして現在も活動中。田舎に戻りHP製作やSNS運用マーケティング支援なども対応。

目次

「AIを使う」と「AIで自動化する」の違い

「AIを使う」と「AIで自動化する」の違い

チャット画面に毎回文章を貼り付けて指示を出すのは、単発の利用です。メールの下書きやSNS投稿など、都度内容が変わる作業に向いています。

一方、自動化は、決まったきっかけ(トリガー)で複数の工程が連続して動く仕組みを指します。たとえば、メールが届いたら内容を抽出し、スプレッドシートへ転記し、担当者へ通知する、という一連の流れを、人が毎回操作しなくても進む状態にすることです。

自動化する場合も、AIがすべてを判断して完結させるわけではありません。どこかに人が確認する工程を残すことで、誤りが積み重なる前に気づける仕組みになります。

AIで自動化できる仕事の3つの条件

AIで自動化できる仕事の3つの条件

すべての仕事が自動化に向いているわけではありません。次の3つの条件に当てはまる仕事から検討してください。

  1. 判断基準を明確にできる
  2. 繰り返し発生する
  3. 間違えても戻せる

判断基準を明確にできる

「良い感じに」ではなく、「金額が1万円を超えたら」のように、条件を明確な言葉で表現できる仕事ほど、自動化に向いています。判断基準があいまいな仕事は、まず人が繰り返し行い、基準を言語化できてから検討してください。

繰り返し発生する

月に何度も発生する作業ほど、自動化にかけた手間を回収しやすくなります。年に数回しか発生しない作業は、都度人が対応する方が現実的な場合があります。

間違えても戻せる

自動化した工程で誤りが起きても、後から気づいて修正できる仕事から始めてください。取り消せない操作(送信、削除、決済など)を含む工程は、確認を挟む頻度を増やすか、自動化する範囲を限定してください。

3つの条件に当てはまる業務を書き出す場合は、AIを使える業務の見つけ方(15分の業務棚卸し)のワークシートも活用してください。

仕事を自動化する5ステップ

仕事を自動化する5ステップ

自動化は、次の5ステップで進めると失敗しにくくなります。

  1. 対象業務を選ぶ
  2. 判断基準を言葉にする
  3. ツールをつなぐ
  4. 人の確認ポイントを決める
  5. 小さく試して広げる

1. 対象業務を選ぶ

前述の3条件に当てはまる業務を1つ選んでください。複数の業務を同時に自動化しようとすると、うまくいかない原因を切り分けにくくなります。

2. 判断基準を言葉にする

「どんな条件で」「何をするか」を、実際の作業を思い出しながら書き出してください。普段無意識に行っている判断ほど、言葉にする作業に時間がかかります。

3. ツールをつなぐ

メール、スプレッドシート、AIサービスなど、複数のツールを連携させます。簡単な連携ならノーコードツールで試せる場合があります。より柔軟な処理では、AIにコード作成を補助してもらいながらGoogle Apps Script(GAS)などを使う方法もあります。

4. 人の確認ポイントを決める

自動化した工程のどこで、誰が、何を確認するかを決めてください。最初は確認の頻度を高めに設定し、運用が安定してから徐々に減らすと安全です。

5. 小さく試して広げる

まずは影響範囲の小さいデータやテスト環境で試してください。問題なく動くことを確認してから、本番の業務へ適用範囲を広げます。

実際に自動化した2つの実例

実際に自動化した2つの実例

1stWritingで実際に自動化を進めている業務は、次の2つです。

実例自動化した内容詳しい実務記事
PC内のファイル整理散らかったファイルを、AIが分類・移動先を提案する形で一次整理AIでPC内のファイルを整理する方法
SEO記事制作キーワード選定から構成、執筆、画像生成、WordPress入稿までの工程をつなぐCodexでSEO記事制作を自動化する方法

どちらの実例も、AIがすべてを完結させるのではなく、内容確認や公開承認など、人が担当する工程を明確に残しています。

自動化に向かない仕事の見分け方

自動化に向かない仕事の見分け方

次のような仕事は、無理に自動化せず、当面は人が対応する方が安全です。

  • 判断基準が曖昧で、案件ごとに条件が大きく変わる仕事
  • 例外的な対応が多く、想定外のパターンが頻繁に発生する仕事
  • 誤りの影響が大きく、取り消しが難しい操作を含む仕事

これらの仕事は、まず自分自身が何度か対応し、判断基準やパターンを言語化できるようになってから、自動化を検討してください。

AIの自動化に関するよくある質問

AIの自動化に関するよくある質問
プログラミングの知識がなくても自動化できますか?

簡単な連携であれば、ノーコードのツールで実現できる場合があります。より柔軟な処理が必要な場合は、Google Apps Script(GAS)のような比較的扱いやすい言語を使う方法もあります。

無料の範囲で自動化を始められますか?

無料プランを提供しているツールもあり、小規模な自動化を試せる場合があります。利用できる機能や処理量は変わるため、現在の料金・上限を確認し、必要に応じて有料プランを検討してください。

自動化でよくある失敗は何ですか?

よくある失敗の一つは、最初から確認工程を省き、広い範囲を一度に自動化することです。誤りに気づく仕組みを残さないまま自動化を広げると、問題が発覚したときの影響が大きくなります。

自動化した後、確認はどのくらいの頻度で行うべきですか?

運用を始めた直後は、毎回内容を確認することをおすすめします。問題が起きないことを確認できたら、確認の頻度を徐々に減らしてください。

まとめ|自動化は、1つの定型作業から試す

まとめ|自動化は、1つの定型作業から試す

AIによる自動化は、判断基準を明確にでき、繰り返し発生し、間違えても戻せる仕事から始めると失敗しにくくなります。対象業務を選び、判断基準を言葉にし、ツールをつなぎ、人の確認ポイントを決め、小さく試して広げるという5ステップで進めてください。

まずは、月に何度も発生している定型作業を1つ選び、この5ステップに沿って自動化を試してみてください。

  • URLをコピーしました!
目次